【イギリス住宅事情】物件の定期訪問
イギリスで賃貸住宅に暮らしていると、半年~1年に1度のペースで不動産業者による物件訪問があります。
頻度は契約によると思いますが、これまで3つの物件に住んだ経験からすると半年に1度という頻度が一般的なようです。
つい先日物件訪問があったのでその様子についてまとめます!
物件の定期訪問とは
物件のオーナーや不動産業者による賃貸物件の定期点検が目的となりますが、契約書では"Access to for the property"という項目があり、その中にどういったタイミングでこの定期訪問"Periodic property visit"が行われるか記載がありました。
不動産業者経由で契約している場合は基本的に不動産業者のスタッフが訪問に来ます。
過去に一度だけ、我が家のシャワー問題(お湯が出ない)が慢性化した際、オーナー本人がお出まししたことがありますが、滅多にない事だと思います。
物件訪問の内容
訪問時に実際にどのようなチェックがなされるかは、同じ不動産業者でもスタッフによってかなり対応が異なっていた印象です。
私は現住居に住んでから1年とちょっとになりますが、これまでに定期訪問は2度ありました。1度目は結構適当な内観でしたが、2度目の今回は別のスタッフさんが来てとても丁寧な内観でした。
内観時は全部屋目を通し、写真も撮影。
特に、窓や扉の枠へのダメージ、設備が問題なく動いているか等を細かくチェックしていました。
扉にフックを掛けていたりすると扉枠上部に傷が付いたりしますが、そういった点は気を付けた方がよさそうです。
設備点検の中には電球の切れが無いかも確認項目だったようです。
我が家はいくつかの電球が切れたままになっているのですが、実は同じ電球が手に入らず交換したくてもできない状態;
状況を説明すると、電球をどこで調達できるか調べてくれるとのこと。
数日経った現在でもそれに関する情報は届いていないので忘れられた可能性もありますが、こちら側の困っている事について伝える機会としても物件訪問の機会は活用すべきでしょう。
チェックポイント
- 家自体へのダメージ(壁や窓枠、扉など)
- メンテナンスが必要な設備はないか
- 電球が切れていないか
- 最低限の掃除が出来ているか(カビやライムスケールの状況)
こちらの苦情や不満を伝える良い機会
上述したように、業者による物件訪問は、電球が特殊で販売していないといった一般的な困りごとを相談できる良い機会です。
我が家では上述のように慢性的なシャワーのお湯が出なくなる問題があるのですが、これについても再度恒久的な解決策を講じるよう苦情として改めて伝えました。
また、近所の騒音問題についても相談。もしその物件も同じ業者が取り扱っていれば直接対応してくれる可能性もあります。
ただ単に物件を点検される受け身の態勢ではなく、当日までにどんな事を伝えておきたいか自身で確認して準備しておくことをお勧めします。
これまでに業者から受けた指摘
物件訪問を通して業者から悪い指摘を受けたことは基本的にはありませんが、過去に水回りの清掃をもう少しこまめにするよう注意を受けたことがあります。
イギリスに来てすぐの頃、うわさに聞いてはいたけれどライムスケール(石灰)がどれだけ溜まるものなのかよく判っていませんでした。
イギリス国内でも硬水の度合いが高い地域があり、そういった地域では既に水を柔らかくする設備が入っていることもあります。
ただし賃貸の場合はほとんどそのような設備が入っていないようで、キッチンやシャワー、トイレの便器にまでライムスケールは溜まります。
そして、これが想像以上に頑固で、溜めてしまうと取り除くのにとっても苦労します。
溶かして落とす専用の洗剤があるので、こまめにスプレーしてこびりつく前に対応する方が賢明です。
写真のVIAKALは大抵のスーパーで取り扱いがありますが、キッチンにもお風呂場にも使えることになっています。
気になる場所にスプレーした後スポンジで軽くこすってから水で流す。
それだけでピカピカになるので驚きです。
イギリスの掃除事情や暮らしの様子をvlog形式で動画にしました↓↓
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おわりに
色々と欠陥の多いイギリスの住宅事情。
特に水回りで苦労する人は自分も含め良く聞きます。
トラブルの際には不動産業者に頼らざるを得ません。
普段から印象をよくして困ったときに助けてもらえるようにしたいものですね。
ちなみに、今回内観に来たスタッフさんの話では、最近点検に行った他の家は汚すぎて今すぐ出て行けと言いたくなったそうです;
気を付けましょう(笑;
イギリス住宅事情に関する過去記事はこちら↓↓
Shikka