【イギリス】 AFCアンティーク・フェア・コーンウォール ~コーンウォール旅行 2日目①~
イギリス南西部に位置するコーンウォールのWadebridgeという町では、年に2回大規模なアンティークフェア、その名もAntique Fairs Cornwall(通称AFC)が開催されます。
例年4月のイースター休みと8月のバンクホリデーの連休にそれぞれ2日ずつ開催されていますが、2020年は新型コロナの影響で4月の開催は残念ながらキャンセル。
8月はぎりぎりまで開催確定が発表されない中ではありましたが、政府指導に沿った安全対策として屋外開催のみに絞り無事に開催されました。
今回は8月29日に開催されたAFCに訪問したので会場の雰囲気などご紹介します。
AFC Antique Fairs Cornwall 概要
コーンウォールにあるWadebridgeという小さな町に会場はあります。フェアが開催されるShowgrandは市街から車で約5分程の距離です。
通常屋外と屋内2会場で開催される大規模なフェアで、コーンウォールの広大な自然をバックに開催されるフェアは一訪の価値ありです。
イギリスの人気番組Bargain Huntのロケでも度々登場するれっきとしたアンティークフェアで、取り扱うアイテムの幅広さも魅力です。
Bargain Huntについては過去の記事で紹介しています↓↓
【イギリスTV】アンティーク好きにはたまらない BARGAIN HUNT - イ ギ リ ス 在 住 夫 婦 の 記 録
~AFC Antique Fairs Cornwall~
開催日:4月のイースターと8月のBank Holiday weekend(8月最終月曜日の前の土日)
開催時間:1日目 9:00-17:00 (early bird: 7:00-9:00) 2日目 9:00-16:30
入場料:1日目 £5/人 (early birdは£10/人) 2日目 £5/人
入場料には駐車場代が含まれています。会場には畑に用意された広い駐車場が用意されていますので、遠方からの訪問も安心です。
会場の地図↓↓
2020年は前述の通り4月のイースター開催がキャンセルとなりましたが、8月は規模を縮小して予定日程通りの29日・30日の2日間にわたり開催されました。
そしてなんと!!!4月のキャンセル分と8月の規模縮小を取り戻すべく、例年にはない10月開催が計画されているようです!
日程は10月24日と25日の2日間。屋内と屋外両方開催を目指しているようです。
再開有無は9月の第2週までに発表するとのことなので、ご興味のある方は公式HPを要チェックです。
公式サイト:Antique Fairs Cornwall - Showground
フェアの様子・出品ジャンル
AFCは出品されている商品のジャンルが幅広いです。
私が参加した2020年8月開催時は残念ながら屋外開催のみとなったため繊細なシルバーや食器類のお店は限定的でしたが、大型の家具やインテリア、ガーデン用品、自転車などのアイテムを出すお店が多かったです。その他思いだせる限りで挙げてみますと…
- ソファーやテーブルなど家具
- 植木鉢や鉄製置物や石像などのガーデン用品
- 飾りも使えそうな古い農機具
- 木製のワイン箱や古い空き瓶等の収納またはデコレーションアイテム
- レトロ看板
- 自転車
- レトロな照明などインテリア
- 食器や花瓶などの陶器
- カトラリー類やホーローなどキッチン用品
- 昔の写真やコイン
- 絵画
- コップやお皿などガラス用品
などなど…
お店ごとの規模は様々で、まるでおしゃれなインテリアショップの様に広いスペースを活用して商品展示しているお店もあれば、なぞの大型商品が点々と散らばっているような無造作なお店、小さなテーブル一つに店主お気に入りの商品を並べただけのこじんまりとしたお店もあって本当に様々かつ自由。
ガラス製品だけを小さなテーブルに並べたおばさまのお店があったのですが、そいうった所の商品からは店主のこだわりなんかもひしひしと感じられました。
屋内開催になると、シルバー製品やガラス製品、コレクターアイテムなどももっと並ぶのではと思われます。今回はこれらアイテムは少なめでした。
買い物の雰囲気
商品の値段は値札が付けられているお店もあれば、何も書かれていないお店もあり様々でした。値段が掛かれていない場合は「How much is this?」とどんどん聞いていきましょう。
驚いたのは、同じ店舗を物色していたお客さんが「これいくら?」お店の方に質問したら、お店の方から逆に「いくらなら買う?」と質問返しされたシーンがあったこと;
その人は、これはアンティークというより新しいものに見えるから、5£位?と結構お安めの値段を行ったところ、OK~とそのままお買い上げになりました(笑 びっくり!
値段を聞く時にはある程度「この値段ならOKかな~」位の自分の基準を持っておいた方がよさそうです。
また、お値段の特徴的な言い方として、Fiver(ファイバー)やTenner(テナー)という言い方があります。Fiverは5£、Tennerは10£です。よく飛び交う言い方なので覚えておきましょう。他には、ポンドの事をクイッドと言ったりもします。アメリカではバックスといいますよね。通貨のカジュアルな言い方になりますので、20クイッドと言われたら、20ポンドの事だなと判っておくと驚かずに済みますね。
そして、値引き交渉もOKでした。店主が値引きしたくない商品というのももちろんあるとは思いますが、10£程度の安い商品でも1~2£位はお願いしたら負けてくれました。
「What is the best price?」とかそんな聞き方で交渉スタートできましたよ。
ダメ元でも聞いてみる価値ありです。
なお、お支払いは入場料以外は全て現金取引となります。現金は事前に用意しておきましょう。
訪問計画・滞在時間など
これからAFCに行こうかなと考えられている方々のために、計画の参考になりますように計画のポイントなどをお伝えしておきます。
私たちはフェア1日目の開場時間である9時が少し過ぎた頃に訪問しました。
入場時や駐車場では混雑なく、比較的フェア会場入り口近くに停めることができましたので一般的にはこの位の到着時間で良いかと思います。
しかし到着した時にはすでに沢山お買い上げされて帰路につく方も見られましたので、いち早く商品を見たい方は、入場料が倍になりますがearly birdの時間帯に行く方がよさそうです。
人気のイギリスメーカー、Mason CashのMixing bowlをゲットされていた方もいましたので、こういった人気アイテムは朝一番に無くなってしまう可能性が大きいです。
私たちは会場全体を散策⇒気になったお店を細かく物色という流れでお買い物しましたが、規模が縮小された今回でも3時間の滞在時間でした。
そのため、通常時では丸1日予定しておく位の方が、心行くまでお買い物ができて良いと思いますよ!
ただし、私は比較的幅広いアイテムを見たいタイプなので、ジャンルが既に絞られている方はもっと短時間で済むかと思います。
フェア会場にはバーガー、ギリシャ料理、クレープ&カフェといったケータリングが出店していました。これらケータリングでお昼ご飯や買い物中の休憩ができますので、長時間の滞在も心配ありません。フェア自体には食べ物の持ち込み制限はありませんので、ご自身で軽食を持参されるのもアリですね。
フェアの雰囲気や交渉の様子を動画にしました↓↓
写真をクリックするとYoutubeの再生ページにアクセスできます。
ぜひチャンネル登録で応援頂けると嬉しいです。
同会場ではレトロカーの展示も行われており、買い物の箸休めとしても良かったです。
この様子は動画の最後に「おまけ」としていれました:)
おわりに
残念ながら規模縮小での開催となった今回のAFCアンティークフェアですが、イギリス各地では中止や延期となっていたフェアやマーケットが続々と再開のニュースを出しています。
気候が涼しくなる秋口にもアンティークフェアが沢山開催されますので、来月もどこかへ行ってみようと計画中。
冬に向けてまた新型コロナが猛威を振るわないか心配ですが、予定通り開催されることを祈るばかりです。
旅の目的の一つとしてもおすすめのアンティークフェア。ぜひご興味のある方には行ってみて頂きたいおすすめスポットです。
フェアで見つけた掘り出し物は、イギリス土産や思い出としても記憶に残るアイテムになること間違いなしです!
Shikka