イ ギ リ ス 在 住 夫 婦 の 記 録

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【イギリス住宅事情】光熱費、市民税 生活するのに必要な諸費用について

さて、イギリスの水道光熱費などユーティリティ関係や、居住を始めた地域の役所に支払うCouncil taxについて書きたいと思います。Council taxは、日本でいう住民税です。

 

水道、ガス、電気の契約とMeter reading

イギリスでは、特にフラットの場合は、水道代など光熱費が家賃に含まれている場合があります。私が以前住んだフラットは供用のプールが付いていたんですが、それもあってか水道代は家賃に込み込みでした。水道代が含まれているとは聞いていなかったし契約書にも書いてなかったので、請求来ないな〜と思っていたのですが、そういうことだったようです。

セントラルヒーティングの場合は冬の期間のみ定額で暖房費が請求されるのが一般的かと思います。(家賃に含まれている場合もあるのかな?ちょっとわかりません) 

どの光熱費が個人負担となるのか、この点は契約時にAgentに確認しておいた方が良いですね。

イギリスも日本と同様にいくつかの電気、水道・下水、ガスのサプライヤーがいて、好きなサプライヤーと契約できます。ところが、賃貸住宅の場合はその物件に対してLandlordが選定したサプライヤーと既に契約がなされているのが通常です。そのため、入居時には居住者と請求先の変更手続きをすることになります。ユーティリティのサプライヤーはどこなのか、Agentに確認しましょう。

入居の開始に合わせて、居住者が変わる旨と新しい請求先の情報をサプライヤーに提供すれば、手続きは完了です。

この手続きは自分でやっても良いですし、Agentがやってくれる場合もあります。二重でサプライヤーに連絡を入れるとややこしいので、どちらが対応するのかについてAgentに相談してから作業を進めましょう。これまで私は3社のAgentを使いましたが、どのAgentも手続き対応してくれました。楽チンです!

なお、勝手に契約業者を変えるのは辞めましょう!!前居住者が勝手に契約サプライヤーを変えてしまっていた事があって 、手続きがめんどくさくなったことが一度ありました…

自分で手続きする場合は、所定のサプライヤーのWeb pageからオンラインで手続きすることが可能です。住所、入居時点での使用量メーターの表示値、請求先情報をフォームに入れるだけなので簡単です。

上述したメーターの表示値についてですが、日本では光熱費の使用量は各社の職員さんがメーターを確認の上実費請求してくれるため、自分でメーターを読んだことは皆さんほとんど無いかと思います。

イギリスの場合は、スマートメーターが搭載されている場合は別ですが、基本的に自分で毎月メーターを読んで、申告する必要があります。申告しない場合はサプライヤーの見積りで請求され、この場合高くつく事がほとんどです。

メーターの設置場所は住宅によって事なるので、入居時にAgentに確認しましょう。

ここで確認した入居時のメーター値を基準に、以降はこれより使用した分が請求される訳です。

メーターの申告はMeter readingと言われ、毎月/あるいは数か月おきに、Meter readingを提出してください~とサプライヤーから連絡が入ります。連絡が来たら、期日内に申告しましょう。

 

なお、退去時には最後のMeter readingをサプライヤーに申告します。

これにより、間違いなく自身の使用分のみ支払い、過払いを防ぐことができます。

 

 

市民税/Council tax

Council taxは居住している地域の役所に支払う税金です。

入居時、新たに居住者が来た旨はAgentから当該地域の役所に連絡が入るようで、自動的に市民税の請求書が郵送されてきます。

請求書には金額と支払い期日、支払い方法が記載されているので、請求書に沿って忘れずに支払いましょう。毎月の自動支払い設定「Direct debit」や都度支払い手続きをオンラインですることも可能です。

引っ越しで異なる地域間を移動する場合はCouncil taxの請求元も変わります。転出する旨は当該の役所のオンラインフォームで手続きできる場合がほとんど。Direct debitの設定をしていた場合は、日数の余裕を持って支払い停止の手続きをしましょう。誤って1か月分多く払ってしまった場合など、返金に当たっては手数料がかかる場合があります。

 

必要な手続きが判っていれば、ほどんどの手続きがオンライン化されており、外国人にもわかりやすくできています。手続きの不明点があった場合はAgentに相談するのも手。疑問点は確認を取りながら、生活の基盤を整えてくださいね!

 

Shikka