イギリスのチリ・唐辛子の辛さってどれくらい? 究極のペペロンチーノに向けた道のり
最近あるYou tubeチャンネルで究極のペペロンチーノの作り方を夫Kaneが見つけて以来ペペロンチーノ作りにハマっている我らtash_tsubo夫婦です。
そのYou tubeは日本の方のものなので、それを如何にイギリスの材料で再現していくか…がポイントです。
そして1番困ったのが唐辛子。。!そもそも日本だと簡単に手に入る乾燥のやつが最寄りのスーパーに無くて、手に入る色んなチリを試していく事になりました。
それぞれチリがどんな程度の辛さなのか、辛みというのは個人差がありますが我々夫婦なりにレビューしてみます。何かのご参考になれば幸いです🌶️
妻Shikkaと夫Kaneの辛み耐性
どの程度の辛さを辛いと思うかは完全な個人差。ということで、以降の記事で辛みレベルを考察するために、我ら2人の辛み基準を整理しておきましょう。
Shikka: 大学生位まで辛いものは一切苦手でワサビもだめだったが、蕎麦にワサビを付けて食べた際の風味の良さに衝撃を受け、それ以来少しずつ辛み耐性ができていく。チリ系の辛み耐性でいうと、キムチは黒酢入りなどまろやかめはイケるが、本格的な物は苦手。過去の韓国旅行時にレストランで無料提供されるキムチは辛すぎて食べれなかった経験あり。辛ラーメンには生卵を落とせば余裕で食べれる。ピザには4、5滴のタバスコを掛けて美味しいなと感じる位。
Kane: 基本的に辛みが好きではなく、カレーは星の王子様のみ受け付ける。高校時代の初韓国旅行で毎日キムチを強制的に食べさせられたことで、とりあえず辛いものを食べられるようにはなった。辛ラーメンはからみ痛すぎて無理。
スーパーの辛さ基準
スーパーで販売されている唐辛子の袋の裏面には、辛さのスケールが1~6までの幅で示されています。1が最も辛さの弱いMildで、6が最も辛いVery hotとなっています。イギリス人向けに用意されたこのスケールでは、日本人である我々からすると果たしてHotの度合いが如何ほどなのか、判りませんよね。。という訳で、色んな基準を試してみます。
試した唐辛子たち
Red chillies
こちらは辛み基準2となっています。袋の右上に2と書いていますね。そもそも、唐辛子=赤でしょうと思っていた中、スーパーで販売されている赤い唐辛子がこれだけだったということ、辛み基準1はさすがに低すぎでしょうと考え、まずは辛み基準2のRed Chilliesから試しました。
さっそくペペロンチーノを作ってみました。ビビりなので、まずは1本の更に半分のみ使います。種は除きました。結果、、全く辛くない!!まだ余っていたRed chilliesを今度は2本使いで同じペペロンチーノを作ってみましたが、それでも辛くないですね~。パプリカとして食べられそうな位でした笑 更に、このRed chilliesはいわゆる鷹の爪と比べて身が大きく肉厚なので、ペペロンチーノでオイルとお湯を乳化する際、若干赤いソースができちゃいました。
結論:Red chilliesは全く辛くなく、肉厚すぎてペペロンチーノには向いてない。
Finger chillies
こちらは辛み基準3。一袋には赤と緑の唐辛子が混ざって沢山入っています。緑の割合が多めかな。見た目のサイズ感はよく見慣れた鷹の爪くらい。
今度はこちらを使って同じペペロンチーノにトライです。
やっぱりビビりなので1本から挑戦。結果、少しピリっと来る程度の辛みだけ。ペペロンチーノに辛みはそんなに必要ないと思う方にはこれでOKかも!?でも我々にはちょっと物足りなかったので次は3本で作ります。
にんにくの量えげつないでしょ。。でもこれくらい欲しいんですよね~使っているニンニクとオイルも後で紹介します。
結果、3本入れるとしっかりとした辛みが感じられ、後を引かない切れの良い辛さでした。Kane的にはこれで充分みたい。私はもう少しあっても良いかな…唇や口が痛くなる程の辛さでは全くないです。
ニンニクが具材のように残っていて、これが美味しいペペロンチーノです。
ところで、参考にしているレシピはこちらのYou Tubeから↓↓COCOCOROチャンネル。
COCOCOROの大西さんは道民です。でも今回私が参考にした作り方は、動画に登場するイタリアのミシュラン星付きレストランでパスタ担当されていたシェフのレシピです!
生の唐辛子面倒くさい、という方に番外編も紹介。
Ancho Chilli Flakes
こちらは辛み2。ドライでかつフレークタイプなので、保存も利くしそのまま料理に使えて便利。スパイスコーナーに陳列されています。
種がまんま入っているので辛そう、、と心配になりますが、、全く辛くない!なんなんだろう…結論でいうと、イギリス人の辛み2は、日本人には辛み0という結論で良いんでしょうか。
Chopped Red Chilli
こちらは既に刻まれた唐辛子が冷凍されたタイプ。基本的には先に紹介したRed Chilliで、それを冷凍したものだと思います。こちらも手間なく料理に使える便利アイテム。
唐辛子って冷凍したら辛みが増したりするのでしょうか。それとも、冷凍品だからこそ、一番辛みの出た良い状態の物を加工できるのでしょうか。同じRed Chilliのはずなのに、これはそれなりに辛みを感じたんです。生のRed ChilliesはUK辛み基準2でJP辛み0状態でしたが、こちらはJP辛み1くらい笑 ちょっと使いたい時には便利なアイテム。
その他の基本材料たち
オリーブオイル
始めは家にあったエキストラバージンオリーブオイルを使ってペペロンチーノをつくりましたが、エキストラはちょっとペペロンチーノに強すぎるそうで、エキストラでないオリーブオイルを調達。
余計な苦みが無く、にんにくとチリを立たせる良いオイルでした。
にんにく
いたって普通のにんにくを使っています。スペイン産です。
参考レシピでは日本産の方が優しいから…ということで日本産を使用されていますが、こちらでは手に入らないので…スペイン産はキツいかな?と思い最初は4片ほどで作りましたが、1片が結構小さめということもあり物足りず、今は2人前で6片ほど使っています。これくらいがにんにくの風味をしっかり感じられて好きです。
ということで、ペペロンチーノに使うベストな唐辛子は現状Fingers Chillies3本(2人前)という結論。まだまだ微調整を加えて極めていきたいと思います。
ペペロンチーノ最近食べてないな~という方、ぜひレシピ動画見て作ってみてください乳化の方法が斬新ですよ!
Shikka