イ ギ リ ス 在 住 夫 婦 の 記 録

イ ギ リ ス 片 田 舎 に 駐 在 中 の 夫 婦 の ブ ロ グ

まだまだ行動制限の続くイギリスと人々の実際 

今日は雲が多いけど、合間から陽もさし天気の良いイギリスです。

新型コロナウイルスによる死者がヨーロッパで一番多く、ワーストな国イギリスではありますが、6月から学校が一部再開したり、在宅勤務ができない場合の職場への出勤を政府が推奨したりと少しずつ緩和に進んでいます。

今週6/15からは必需品以外のお店の休業要請が終了し、ますます元に戻ろうと必死なイギリスですが、まだまだ行動制限は続いています。

日常生活に未だある行動制限と、その行動制限に対して人々はどう対応しているのか、実際のところを書いてみます。

日々イギリスで生活する中で私が私の生活圏内で感じた事を中心に書きますので、必ずしもイギリス全土で同じ状況である訳ではないと思います。

その点ご留意頂ければと思います。

人々の通勤事情・電車運行状況

我が家では引き続き在宅勤務中の為、実際の電車の中の様子などはわかりませんが、6/15から公共交通機関ではマスクや顔を覆える何かしらのフェイスカバー着用が義務化されましたね。ニュースを見た感じ、皆さんちゃんと電車でも駅の構内でもマスクをしているようです。

我が家の横には線路があって、ロンドン方向に向かう電車が走っているのですが(TubeではなくJR的な電車です)、ロックダウン中は大幅に減っていた電車の本数がここのところ増えてきました。ロックダウン中は静かでよかったんですけどね。

まだ本調子ではなく改定されたTimetableの中運行してはいますが、利用者が増えることを見込んでいる様子。

実際、走っていく電車を見ていると、以前は電車が来ても乗客は見当たらない、あるいは電車1本につき1人乗客が見える位でしたが、最近では多い時で電車の各車両に1人程のペースで乗客が見えます。加えて本数も増えているわけですから、電車の利用者は確実に増えているようです。

利用者が増えているとは言っても、1車両に1人位にとどまり混雑している様子もありませんから、皆さんまだまだ在宅でのお仕事あるいは電車を避けて車での通勤をされているとみえます。

スーパーでの行動規制

必需品を販売するスーパーはロックダウン中もずっと営業していましたが、店内では2mのソーシャルディスタンスキャッシュレス励行店内の人数制限、そして買い物はお一人でという行動制限がルール化され、これら行動制限は緩和が進む現在でも続いています。

このルールが始まってすぐの頃、気づかずに夫婦ふたりで入店の列に並んでいたら、警備員さんにどちらか1名だけの入店にしてって言われたことがあり、その後はルールに沿って買い物はどちらか1人が代表で行くようにしていました。

ところが最近は列に二人で並んでいる人々が目につくように。見た感じ子供連れでも無く、カップルやおじさん&おばさんといった人達ですが、二人で入店しても警備員に止められる様子はなく普通に入っていきました。

え、もういいの?と思いスーパーのHPで調べてみると、このお一人様ルールはまだ残っている様子。

でも周りもこのルールを守っていないし、警備員のお咎めも無いならちょっと気も緩むもので; 先日二人でスーパーに行ってみましたら、何のお咎めも無く普通にHello-と言われながら無事二人で入店となりました(笑; 

こんな訳で、推奨のルールはあれどお店側も客側も対応はかなり緩んできているようです。

一方で、キャッシュレス励行は強化されていて、列に並んでいるとキャッシュレスでお願いしま~すという声掛けを受けるようになりました。

マスクへの免疫と着用度合い

公共交通機関でマスク着用が義務化された以外には特にマスク着用が義務付けられている場面はありません。

狭いお店などでは着用が推奨されてはいますが、まだ義務にはなっていません(義務にしてほしい;)

そんなマスク着用に関しては、新型コロナが始まったころはマスクも手に入らないんでガスマスクや塗装用マスク、医療従事者がしているようなプラスチック板のシールドを着けている一般人もたまに見かけましたが、最近は日本でも一般的な形状の青や白の使い捨てマスクの他、布製の手作りマスクをしている人を見かけるようになりました。

そして私たちアジア人がマスクをしていると向けられていた白い目は特に感じなくなりましたね(良かった!)

同居家族以外との面会

同居家族以外の人と会うのは、外(お庭含む)で2mの距離を保ち、いっぺんに6人までとなっていますが、実際に守っている人はどれくらいいるのだろうか…

私の住むフラットでは、5月中旬から末位だったと思いますが、緩和までのルートマップが発表され、気温も上がり、少し解放感と気の緩みが出だした頃から、普通に外部のお友達が遊びに来てるケースが見られるようになりました。

バルコニーにいつもは見ない人々が見えるようになったから気づいたのですが、彼らはバルコニーは屋外と認識しているんでしょうか(笑; 確かに外ですが、そもそも2mを保てていないし;

そんな訳で、同居家族以外との面会に関してはルールを守っていないケースは大いにあるようです。

 

以上、イギリス人達がどれだけ行動制限やルールを守っているのか、実際のところを書いてみました。

 

もちろんしっかり守っている人もいらっしゃると思いますので、ルールはルールでしっかり守りたいですね。

 

Shikka