アンティーク食器・家具のお手入れ方法
こんにちは、Shikkaです。
せっかく購入したアンティークはお手入れしながら長く、大切に楽しみたい。
慣れないアンティークのお手入れは、間違った溶剤を使って台無しにしてしまう恐れがないか、不安に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな私も初めてシルバープレートアイテムを購入した時とっても不安で、沢山調べて間違いのない専用クリーニング用品を探したものです。
今回は、初めてアンティーク家具も購入しましたので、木製家具用の専用用品を新しく購入してお手入れしました。
この記事では、おすすめのお手入れ用品とお手入れ方法をまとめます。
Youtubeにはお手入れの様子を記録した動画もありますので、合わせてご覧頂ければと思います。
今回お手入れするアイテム
今回お手入れするのは以下のアイテムたち。
- シルバープレートのスプーン、トング、トレー
- シルバーのフォーク
- グラス
- 木製コーヒーテーブル
材質でいうとシルバープレート、シルバー、ガラス、木製の4種類です。
お手入れの目的
アンティーク食器は、購入時点ではくすんでそんなに輝いて見えなかったり、部分的に黒ずみがあったりします。
初めてシルバー、シルバープレートを購入した時は、その黒ずみが汚れなのか傷なのかが判別できませんでしたが、黒ずみの場合は指の腹できゅきゅきゅっとこすってみると黒ずみ部分が伸びたり薄れたりしますのでこれによって取れる黒ずみなのかなんとなくわかるようにもなります。
磨けば取れる汚れなのか、お店の方に聞いてから購入判断をするのも良いと思います。
木製家具の場合は、細かな傷や変色、染みがある場合もあります。
キズを埋める、変色部分を塗りなおす、というお手入れもありますが、使用上問題の無い範囲であれば、そのまま残してもそれがアンティークの味・風合いというもの。私の場合は、汚れを落として木製家具ならではのツヤを出す、そして今後日常使いしていくにあたって新しい染みや傷から保護するためのお手入れをします。
お手入れの目的をまとめると、
- 口に触る食器類の汚れを落とすお掃除
- シルバー、シルバープレートのくすみや黒ずみを落として本来の輝きを取り戻す
- 木製家具の風合いを維持しツヤを出す
- 日常のキズ、染み、黒ずみから保護する
これらを目指してお手入れしていきます。
お手入れにおすすめ・専用お手入れ用品
イギリス王室御用達であることの証明、ロイヤル・ワラントの紋章が付いたTown Talkは、ゴールドやシルバーといった貴金属から木製アイテムまでそれぞれの材質にあったお手入れ用品を販売しています。商品の使用説明欄にも、「アンティークも可」と書いてありましたので、その一言を見てこれなら安心だろう、と思いました。
木製家具とひと口に言っても、現代に作られた木製家具とアンティークの木製家具では、風合いも強度も違うのでは、と思っていたので、アンティーク家具を清掃しつつ汚れ、染み、キズから守ります、という老舗の言葉には安心感を覚えました。
写真は左から、
- 木製家具用 液体スプレー
- シルバー・シルバープレート用 磨き剤(ペースト状)
- グラス磨きにぴったりなマイクロファイバーダスター
これらはイギリスのスーパーのお掃除用品コーナーか、Town Talkの公式HPから購入可能です。イギリスでもしアンティークを購入されたら、合わせてお手入れ用品も調達してしまうのがおすすめです。
パッケージも可愛く、自分自身へのお土産としてもぴったりではないでしょうか?
Town Talk Polish Co. Ltd. – For the care and protection of beautiful treasured possessions
お手入れ方法
木製家具のお手入れ
Tawn TalkのCeder Furniture Cream Sprayは、蜜蝋やアーモンドオイルなど、ワックスとオイルが混合された液体タイプのスプレーです。
この木製テーブルをアンティークフェアで購入した際、材質や表面の仕上げについて等お店の方にお伺いするのをすっかり失念してしまいました。ただ、TOPSという物でお手入れすればよいよ、とのアドバイスは貰っていて、その時はあとで調べれば判るだろうと思ってしまったのです。。しかしながら、あとで調べてもTOPSなるものは見つからず、私の聞き間違いだったのかもしれません。
更に調べてみたところ、家具そのものがワックス仕上げかオイル仕上げかによってお手入れ方法は異なるようでした。これはまずいぞ、、と思ったのですが、ワックス仕上げかオイル仕上げか判らない場合には、ワックスでお手入れすれば大丈夫ということがわかりました。
参考にしたサイト→アンティーク家具のお手入れ入門!正しい方法をプロが解説
こちらのサイトでは、家具の材質・仕上げと理想の風合いによって選択できるお手入れ方法のチャートがあるので便利です。
Town Talkはワックスとオイルを混合した液体スプレーであるということ、また、理想の仕上げはツヤがある仕上げ(このテーブルの脚部はツヤが出ていて綺麗だった)ということもあり、両方の良いところを目指せるこちらのスプレーを選びました。
使い方は簡単で、まず柔らかい布で軽く全体の埃を落としてから、スプレーをして木目に沿って磨き上げるだけ。お手入れは1週間に1度程度の頻度で大丈夫です。
このスプレーはシダーウッドの良い香りがしてお掃除中も心地が良いです。
シルバー・シルバープレートのお手入れ
シルバープレートもシルバーも、同じAnti-tarnish Silver foamを使用できます。
柔らかいペースト状の商品で、専用のスポンジも付いています。
赤い色が強烈ですが、シルバーに色が付いてしまったりなんてことはありませんので大丈夫。どこにペーストが付いているか、判りやすくで良いな~と私は思っています。
水に濡らして固く絞った専用スポンジに、少量のペーストを取ってそのままシルバー・シルバープレート全体を優しく磨くだけ。
細かい模様や溝がある場合はその中が黒ずみやすかったりしますので、綿棒にペーストを着けてこすっていくと、どんどん綺麗になっていきます。
細かい作業になるので根気がいりますが、どんどん綺麗に輝いていく様子は楽しいものです。黒ずみ以外に曇りも取ってくれるので、シルバー部分全体に使用するのがおすすめです。磨いた後は、柔らかいスポンジを使って食器用洗剤で通常のカトラリーを洗うのと同様に洗えばOKです。
使用の際は、手袋をはめてくださいね。
グラスのお手入れ
グラスは特別な専用剤を使用せず、通常の食器洗いの容量で柔らかいスポンジで洗えば綺麗になります。ガラスが薄かったり欠けがある場合もあると思うので、優しく洗ってあげる事がポイントです。
洗った後は水痕が残らないよう柔らかいダスターでふき取り、毛羽の少ない布で磨いてあげればばっちりです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
慣れないアンティークのお手入れも、専用のアイテムを使えば簡単で、普段の暮らしに気軽にアンティークを取り入れられるようになると思います。
参考になれば嬉しいです。
YouTubeでのお手入れ動画はこちら↓↓
Shikka