イ ギ リ ス 在 住 夫 婦 の 記 録

イ ギ リ ス 片 田 舎 に 駐 在 中 の 夫 婦 の ブ ロ グ

【イギリス】ドライブ事情 イギリス人との感覚の違いや暗黙のルールなどをご紹介

日本ではいつも地下鉄利用だったし、基本的に車が苦手なので運転は避けてきた私Shikkaですが、イギリスに来てからというもの職場が田舎なため半強制的に車通勤になりました。

・日本の運転免許があれば、申請だけで簡単に英国の運転免許を取得できる

・日本と同様、車は右ハンドル、左車線走行

ということで、日本人にとっては比較的運転のハードルが低いのは救いでした。

今回は、イギリスで運転するなら知っておきたいイギリス人との感覚の違いや通勤・ドライブ時間を有効に過ごすコツを紹介したいと思います。

 

運転ルール 日本人との感覚的違い

進入車両に対して無駄にやさしい

日本では、横道からメインの車道に合流する時は、あくまで既にメイン車道を走っている車が優先で、横道から進入してくる車は、メイン車道の車が途切れて入れるタイミングが来るまで待ちますよね??

ところがイギリスでは、突然各運転者の感覚で、メイン車道走行中の車が、進入車を入れてあげるべく急停止したりします…信号もなく、前の車がウインカーを出している訳でもないので、そのまま流れで走行していた後続車としては、急に変なところで止まられるのでびっくり急ブレーキを踏むことになります… 横道で待っている車がいると、気まぐれに「入れてあげよう」なんて思う善良?なイギリス人がたまにいるのです。

今では、「この車急に止まるかも」とKY意識がついたので車間距離に気をつけるようになりましたが、初めての道なんかは、どこでこういう事が起こりうるか分からないので、気をつけて頂きたいです。

なお、渋滞時や信号でどっちみち停止する場面など、永遠に進入車両が入れないようなケースには臨機応変に入れるスペースを空けて入れてくれるありがた〜い人も沢山います。こういうケースには皆さんも臨機応変に譲ってあげましょうね。

お礼は手を上げて、道を譲るときは手を上げるかパッシング

上記したようなケースで道を譲ってあげた時なんかは、皆さん手を挙げて「センキュー!」と言ってくれます。皆さんも道を譲ってもらった時には手を挙げて御礼をしましょう(実際は手のひらを見せる感じ)。手を上げるだけでなく、結構目線も合わせてくる(気がする)のですが、私としては危ないから前向いてくれ、と思ってしまいますけどね笑 運転が苦手な私は、最初の事ハンドルから手を放して手を上げる余裕なんてありませんでしたが、今ではちゃんとできるようになりました!!

また、日本では御礼をする時ハザードランプを付けたりしますが、イギリスでもそういう方たまにいます。特にモーターウェイで入れてあげた時なんかはハザードチカチカしてきます。

反対に、こちらが道を譲ってあげよう、というときには、手を挙げて「どうぞ~」というか、ライトをチカッとパッシングさせて合図します。サインが相手から見える距離・位置か、等で判断して使い分けましょうね。

 

車間距離と追い越しは要注意!!

さて、私の通勤ルートはM11のモーターウェイ(無料ですが、日本的に言う高速道路)を使っているのですが、始めは車間距離が近いことに驚きました。走行中バックミラーを見ると後ろの車が近いのです!!煽られている?と最初思いましたが、前も詰まってるし、そんなことではなさそう。カーブなど見通しが良い道だと前方が良く見えますが、車同士の近いこと!!おかげで、誰か一人ブレーキを踏むと、順々に後続車もブレーキを踏み、それにより渋滞は慢性化しています… そんな中にも2車両分位しっかり車間距離を開けている車もありますので、気にせず安全な車間距離を取っていきましょう。

そんな車間距離が近い環境の中での追い越し事情はどうなっているのか。。

私の持論では「追い越しの為に後ろから来ている車両にブレーキを踏ませるな!!」と思っているのですが、イギリスではブレーキを踏ませてスペースを開けさせるのが基本です笑。

よくあるのは、追越車線を走っていると、走行車線で斜め前を走っていた車がウインカーを上げてくるシチュエーション。このまま入って来られるとこちらにぶつかるので、こちらはブレーキを踏んで前に入れるしかありません。そうすると後続車もブレーキを踏む連鎖…イギリスのこの運転思考、なんとかなりませんかね。

もっと悪いのは、なんか寄ってきてるな~と思ったらウインカー無しに入ってくるパターン。当然のように起こりますのでウインカーを過信しない方が良いです。

一番怖いのは大型トラック。M11は港と倉庫エリアをつなぐ運輸ルートになっている為大型トラックが常に多いですが、トラックの運ちゃんは容赦なしに割込みしてきます。渋滞の中真横を走っていたトラックがウインカーを上げだしたので、後ろに入るかな?と思っていたら、なんと私の前に入ろうと無理やり突入。危うく潰されるかと思いました…トラックには常に道を譲る精神でいた方が良さそうです。トラックは本当に大きくて真下や真横が見えにくい為、死角だったのかもしれません。前に入ってきた乗用車にトラックが気づかず、そのまま乗用車を押しながらトラックが走行してしまった…なんていう恐ろしいニュースも最近ありましたよ…;

余談ですが、走行中に横を走っていたトラックのタイヤがバーストして急停車する場面に遭遇したことがあります。イギリスで高速を走っていると、バーストしたタイヤを沢山見かけますが、その場面に遭遇するとは…幸いこちらには影響ありませんでしたが、もし真後ろなんか走っていたら追突していたかも…とか方向が悪かったらバーストしたタイヤが飛んできたかも…と恐ろしい想像ばかり浮かびます。トラックとは充分に車間距離を取りましょう!!

ドライブ中どう過ごす? 

通勤時間は有効に使いたいもの。とは言っても、電車通勤なら本を読んだりできますが、車だとラジオや音楽を聴いて過ごすしかありません。

私の過ごし方はこんな感じです↓↓

ラジオを聴く

音楽を聴く

オーディオブックを聞く

イギリスのラジオ

ラジオの構成ってのは日本のラジオと同じような感じです。

私はいつもBBC radio 2を聴いています。通勤の時間帯は最新ニュースや交通情報、あとはタレントのインタビューや最新音楽が流れます。The Great British Bake Offの優勝者が決まった後なんかだと、優勝者がスタジオに来てインタビューを受けたりするので聞いていて楽しいです。日本でもYour Beautifulで有名になった歌手James Bruntが出た時には、キャーー!!と思いました笑 昔アルバム買ったんですよ~

ラジオは英語のリスニング力を鍛えるには役に立つな〜と思います。毎日聞いていると、いろんなコーナーが判ってきて聞きなれてきます。でも、毎日恒例の視聴者参加型のクイズとか、知らないタレントのインタビューとか…正直興味のない内容をつらつらと聴いているとつまらなくて眠くなったりして危険;

Kissというチャンネルはノリの良い音楽が流れるチャンネルで、眠たい時はこっちに切り替えて車内カラオケしてたりします…

オーディオブックや日本のラジオを聴く

ヨーロッパではキャンプカーやキャラバンを引いてのドライブ旅が人気らしく、それもあってか、長時間ドライブのお供にオーディオブックが結構浸透してます。でも英語の本の朗読を聴いて理解するのは難しそうだし、それこそ眠くなりそうだということで中々手を出せませんでした。

そんな中見つけたのが日本のオーディオブックを提供するAudiobook.jp。

海外で日本語書籍を入手するのは結構ハードルが高く、本屋では種類が少なかったり高額となり、また電子書籍は便利そうに見えてダウンロード制限があったりして中々簡単に読めないのが実情… 調べたところ、Audiobook.jpなら海外でのダウンロードに制限ないようで、実際に私が使用している中では、今までダウンロード制限がかかったことはありません。下記バナーからアクセスできます。

「耳で聴く本」ということで、運転中の時間を有効に使って、読みたかった本を耳で読めるのはとっても効率的。イギリスでは頻繁に起こりがちな渋滞中のイライラや退屈も軽減されます。書籍をナレーターが読み上げるいわゆるオーディオブックの他、ラジオスタイルのポッドキャストもありますので、気軽に聞ける内容も含め23万作品が用意されています。

聴きたい本が決まっている方は特定の本だけを購入できますし、沢山購入する方にお得な月額プランもありますよ。いろんな本やポッドキャストをたくさん聴きたいという方は聴き放題プランがおすすめ。私の場合帰りの運転時には気軽な内容が聴きたいな~と思うので、聴き放題プランで色んなものを聴いています☆

特定の本を購入する為には特に会員登録は必要ですが登録料は無料です。買いたい時に、本の代金だけ支払うパターンです。本の価格帯は1,200円~2,500円くらいとなっています。

月額プランは月額300円から33,000円までの月額会員プランで、月額料金がそのままAudiobook.jpでの購入に使えるポイントに換算されます。より高い月額プランを選択するほどより高いボーナスポイントが付くしくみで、330円の月額会員の場合は25ポイントのボーナスポイントがついて355ポイント=355円分の書籍購入に利用できるのに対し、最高額33,000円の月額プランでは、9000ボーナスポイントがついて42,000ポイント=42,000円分の書籍購入に使えることになります。沢山の本を読む(聴く)方にお得なプランです。

私が使っている聴き放題プランは月額750円で対象のオーディオブックが聴き放題になるプラン。最新の書籍は対象になっていないこともありますが、定価1,500円の池上彰のニュースの大問題!とか、嫌われる勇気、スティーブジョブス等々、有名な本が750円で聴き放題なのはお得だと思っています。定額なので、使えるようで使えない雑学について語っている「そんない雑貨店」とか、軽めのポッドキャストを気軽に聴けるのも聴き放題プランの魅力かと。

 もう一回バナーはりますのでぜひ試してみてください。

ところで、私はAudiobook.jpの聴き放題プランで聴ける「そんない雑貨店」を気に入ってよく聴いているのですが、第201回の「サスペンションの神様、國政久郎さんインタビュー」の回をぜひ聴いてほしいです!車好きの人はこの名前を聴くだけでわおーー!と思ってしまうらしいですが、上手な運転のコツなんかもお話しされていて、興味深かったです。なかでもニュートンブレーキというものが気になって、イギリス人も皆こうやって運転すればいいのに!!と強く思いました。。一人でも多くの人がこういう意識をもって運転すれば事故も渋滞も減るのに…という感じです。

ぜひ、Audiobook.jpに登録して聴いてみてくださいね!

 

そんない雑貨店の宣伝みたいになりましたが、、皆さんもぜひ安全運転でイギリスでのドライブを楽しんでくださいね。

 

Shikka