イ ギ リ ス 在 住 夫 婦 の 記 録

イ ギ リ ス 片 田 舎 に 駐 在 中 の 夫 婦 の ブ ロ グ

駐在員の悩み事

今日は駐在員の悩み事をポツリ。。

求められている事のギャップ

私の場合役職名で見るとTraineeな立場での駐在。

一方で本社の代表なんだから全部宜しく的な本社からの期待。

私としては駐在が決まった時の自分自身の意気込みは後者で、本社の代表として締まっていこう!という感じでした。

でもいざ現地に来てみたら、「Traineeなんだから」ということで中核なところは余り関与できない雰囲気でした。ほんとにお手伝いみたいに色んな部署の小間使い状態(涙; 私のJob descriptionがそれを体現していた。

でも実際仕事をしていくと本当にTraineeの気でいることはできず、本社は全部宜しくな気持ちでいることが手伝って、重要な要請が私に入ってきたり、現地社長だけでは対応しきれない内容が出てきたり。本社とうまく進めていく為に日本人が必要な場面があったりして自然と核となる部分に関われるようになりました。

私から現地上司に立ち回りにくさについて訴えたり、本社の上司に相談したりもしていたので、それも手伝って少しずつ私の役割に対する考え方のギャップが埋まってきたのかもしれません。駐在1年立つ頃には、駐在先での肩書きと組織図上での位置が少し良くなりました。

私だけに限らず、現地側に充分な組織が出来上がってる場合、駐在員にどんな役回りを与えるのか、というところは既存現地メンバーの体勢に(マイナスな) 影響を与えずに、かつ駐在員にもモチベーションを与える意味でとても重要なようです。

私の場合は本社との橋渡しは当然として、以前担当していた業務の経験を活かせるようなプロジェクトがちょうど始まるところだったので、それの特命的な任をもらいました。他には現地の他の日系企業関連は任せる、とか日本人である事で進めやすくなるプロジェクトを任せるのもよくあると思います。いつか必ず日本に戻る事が分かっている立場なので、途中で担当者が入れ替わってもダメージの少ないプロジェクトを任せるのもあるかもしれませんね。

駐在を始めてから3年目となりますが、今でもたまに、現地上司と日本上司のコメントから、なんとなく求められている事の違いを感じる部分もあります。そんな中今日は日本側の上司からとても良い言葉をもらいました。

 背伸びしていこう

Traineeだと思われていたって、そこに留まらず、役職以上の仕事にどんどん背伸びしてトライしていこう。役職にとらわれるなということですよね。

私は身長150cmのおチビなので、物理的にも気持ち的にも背伸びしていこうと思います笑

どちらの味方なのか

自分が駐在員になる前は、駐在員に本社の意向を伝えたら、あとは駐在員が現地スタッフを説得して本社の意向通りに進むよう上手く調整してほしいと思ってました笑

でもいざ現地の1メンバーになると、なんでも本社の言うことを聞くのは無理な話で、こちらの事情や意見に染まっていくものです。いつまでも「私は本社の人よ」なんて態度でいるのはあり得ないし、ある程度現地の声を聞いてそれに身を置くのは現地気質を身につけるのにも大事なことだと思います。

一方で、本社のやりたい事やなんでこう言ってるのかという部分は正しく理解して現地にも正しく伝えないといけない。双方の考えを理解して、うまく合意に持っていくことが重要な役割だと思っています。

…これが私にはまだ足りないところで、良い解決策を提案したり異なる意見をまとめたり、こういった能力は身につけていかなきゃならない課題だと思ってます。

不満、満足がみえない

今私の日々の仕事ぶりを評価するのは現地の上司ですが、最終的な評価や長期的な視点で私のキャリアパスに影響するのは日本にいる上司です。

その日本上司とは日常業務について相談することはほぼ無いですし、私がどんな仕事をどれくらいしているのかというのはほとんど見えてないんじゃないかなーと思います(そもそもどうかと思いますが…😅)。そのため、私の駐在先での業務内容はこれらです、という一覧を作って説明したり、どれだけ役職以上のマネージメント職にも取り組んでいるんだよ、というところは折をみて説明してきました。

ですが、日々批判を受けることはほとんど無く、反対に褒められることもなく、私の仕事に満足しているのか、あるいは不満があるけど遠慮して言わないのか、その辺のセンシティブなところは正直全然わかりません。

年1回の評価時にもう少しチャレンジしていこうとか言われますけど、ということは不満なのかな?終わってからじゃなくて期中に言ってほしい;

本来なら中間面談とかあるべきなのに、して無いんですよね。

便利な駐在員であるべきか

本社には英語の苦手な方もいるわけで、都度翻訳してあげないといけないのか未だに悩みます🤔 相手が目の前に座っていて、会議中にしかめっ面してたり完全に首を傾げていたら、ポイントだけ翻訳して解説したりしますが、最近のVCで対応せざるを得ない状況にどうしてもなってしまうと、そういうSOSが見えないんですよね。

なので未だに、翻訳する時としない時がある人になってます。

あまり良くないなー、どっちかにした方がいいよなーとも思うんですけど、とりあえず全部翻訳してたら会議が倍の時間かかっちゃうし。翻訳してたら「わかってるから大丈夫!」とか言ってくれたり、逆に「補足して」と言ってくれたら簡単なんですけどね😅

先日はある会議で英語得意じゃ無い人が居るのわかってたのに、翻訳しないでいたんです。別に翻訳してとも言われなかったですが、ちょっと後悔しました。わからないと言えない人の為に世話焼きでも翻訳してあげればよかった、と。

次回以降は要らんと言われるまでしようと思ってます。

こんな後悔を3年繰り返してます。

 

ちょうど評価の時期だったので、今回は駐在員としての私の悩み事について書いてみました。

ご指摘、アドバイス お気軽にコメント頂けると励みになります。

 

Shikka