イ ギ リ ス 在 住 夫 婦 の 記 録

イ ギ リ ス 片 田 舎 に 駐 在 中 の 夫 婦 の ブ ロ グ

アフターコロナ 新しい日常に戻るための気持ちの整理

イギリスでは6/1から学校の一部学年の再開と、商業面では屋外でのマーケットや車のshow roomなどソーシャルディスタンスを保ちやすい一部の商業活動が再開となります。

その次は6/15から、今営業しているスーパーや薬局といった生活必需品を販売するお店以外のお店(服屋、本屋などなど) も安全施策を取った上で営業再開となる予定です。

レストランやホテルといったいわゆるホスピタリティ産業の再開見込みはまだ先になるみたい。

このように少しずつ以前の日常を取り戻すため動き始めたイギリス。

この数週間は家に居る事が日常となり慣れてきたところですが、次は元の日常、あるいは少し変化した新しい日常に順応していかなければならない…

正直新しい日常に対して不安が隠せない私。アフターコロナに向けた気持ちの整理として、思うところをここに書いて行きたいとおもいます。

仕事のこと

一番新しい日常として気になるのは新しい勤務の仕方。

私は車通勤だし職場は田舎のビジネスエリア。職場の建屋自体を他社と共有しているわけでは無いので、接触した人は特定しやすい環境。通勤時の感染可能性はほぼ無いと思う。

でも社内の他のスタッフがどこでウイルスを貰って来るかわからない以上、トイレや水回りを共有するのはちょっと心配だなと思っています。

特に洗面所から事務所に戻る際、扉は取手を引いて開けなければならず、皆が触れる取手に必ず触る事に。洗面所で手を洗ってきてもまたウイルスに触れる可能性がある動線。

そのため、手を洗う→扉に触れる→その後自席についてジェル除菌をして…という作業を事務所の出入りの度にすると考えると、手は荒れるしストレスが溜まること必須。これが毎日になると辛いなぁ。ジェルも限りがあるしね。

 

もう一つは座席。事務所は比較的スペースに余裕があるけど、元々スタッフ同士向かい合って座る座席配置。事務所に戻る場合にはsocial distanceのため座席の配置を変える必要がありそうです。そうすれば飛沫は少し防げそうかな。

先日事務所がマスクを手配してくれましたが、結構防護力の高いタイプで長時間の着用は苦しいかもしれないと心配。在宅勤務であれば着けずに済むものだし数にも限りがあるので、出来るだけ在宅勤務中心に出来ればと考え中。

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私の仕事環境で1番特徴的なのは、上司が普段からリモートワークであること 笑

なので事務所に出勤したからといって、会うのは同僚だけで上司には会わない😅普段から相談はSkypeだったし、なんなら今でも上司とのコミュニケーションは普段と変わらないのです。駐在員は事務所出勤というのが通例だったからいつも通勤してたけど、仕事の便宜上は出勤する利点は極小です。

仕事上一番コミュニケーションを取る同僚も今は在宅勤務中。彼も在宅勤務の快適さと不便の無さに気づき、このまま在宅に変えたいと言っています。それに、時々出勤するとしても、ソーシャルディスタンスを考えると同じ日に出勤しない方が良いと思われる。こうなってくると、リスクとストレスのために出勤する意味が…ないよね🤔

 

ということで、わたし的折衷案は

・出勤日数を減らす (週2くらいまで?)

・出勤する場合はソーシャルディスタンスの為席の配置を変える

・出勤時はマスク着用、除菌ジェル常備

 

そもそも出勤をいつから始めるのか?

・今イギリス政府が出している"Work from home if you can" の文言が政府指示から消えた時?

・同一House hold以外の人との面会が制限なく認められた時?

・ワクチンが認可されたとき?

…あと考えておくべき基準はなんだろうか。。

 

 

一時帰国のこと

予定では今頃日本に居た私。残念ながらキャンセルになりました。

今はヒースローから東京までの直通便は飛んでいますが、帰国したらまず空港で検査を受けて、その後は14日間の自主隔離に入ります。

会社の規定上、一時帰国は最大14日間まで可能なので、この場合隔離し終わったらイギリスに戻れということになります😅 意味なし!

なので一時帰国は14日間の自主隔離要請が解けるまで待つしかなさそうです。今のところ6月末までとなっていますが、これは延長される可能性が高そう。

温泉に入って美味しいもの食べたかった…実家の家族にも会いたかった… 同じ想いの駐在員さんは沢山いると思うので、私も我慢するしかないと思ってます。

 

海外旅行のこと

駐在中の楽しみだったヨーロッパ各地への旅行。もともと4月に予定していたボローニャ旅行はリファンドはできなかったものの、9月への日程変更ができています。

tash-tsubo.hatenablog.com

ボローニャといえばイタリアの中でも被害の拡大したエリアの一つ。今はロックダウンが緩和されお店も再開、地域間の移動も可能になっているようです。でもイタリアへの入国者には現状14日間の隔離指示が出ており、旅行に行くような状態ではありません。

さらにイギリスが最近発令したのが、海外からイギリスへ航空便で入国した場合は14日間の自主隔離せよというもの。これが9月までに解除されなければ、旅行後自主隔離するはめになる。さらにイギリスがこの指令を解除していないと言うことはまだ感染リスクがあるとも取れる。在宅勤務でリスク低減を図る反面、こんなリスキーな状態で旅行に行き感染でもしたもんなら駐在員としての自覚がないと言われても仕方ない… 

 

ということで、海外旅行を再開できる条件としてはこんなところ?

・訪問地で入国者に対する自主隔離要請が出ていないこと

・イギリスで帰国後の自主隔離要請が解除されていること

・会社が海外出張を解禁していること

・訪問地でお店やレストランが営業していること

 

仕事、帰国、旅行の3つの項目に分けて書いてみましたが、特に仕事については駐在員として自分自身がリスクをどう判断し、どう折り合いをつけていくのか、比較的自分の意見が尊重されやすい環境にあると思います。メリットと自分の役割を勘案して、会社側も納得する新しい働き方を始められればと思っています。

 

旅行のことはその次かな〜

 

Shikka